わたしの初体験。

こんばんは、山口健太です。


前回、前々回のメルマガでは、
かぼちゃや鮭フレークの例を用いながら、

「好きな感覚から広げていく」

ということの大切さについて
お伝えしていきました。


ちなみにこれは、
食べられる種類を増やしたい時だけではなく、

・食べられる量を増やしたい

と思った時にも同様に大切なことです。


一番やってはいけないのは、
食べて欲しい量を、
頑張って食べさせようとすることです。


頑張らせると、
食事に対するイメージが悪くなり、
次第に不安になっていったり、
それが嚥下や消化機能の低下にも繋がります。


ですから、

今食べられる量から、
少しずつ増やしていく

というのが理想です。


学校などの給食指導でも、

食べる量を自分で減らせるクラスの方が、
長い目で見たときの残食率というのは
やっぱり減るものです。


日本人は特に、

「空っぽにする喜び」

みたいなものがあるのだと感じます。


少しの量を空っぽ
大切にしていてくださいね^^

わたしの初体験。

前回前々回で
お伝えしてきたことを纏めると、

「子どもの視点に立ち、子どもの感覚に合わせる」

という風にも言い換えられると思います。



私がこの大切さを腑に落とせたのは、

『発達障害児の偏食改善マニュアル』(中央法規)

の著者で、
広島市こども療育センターなぎさ園の
管理栄養士、藤井葉子先生に
直接教わったことが大きいです。


実際に東京から広島にいって、
いろいろと教えてもらったのですが、

その時に、

「ここまで子どもの視点に立つのか…(すげぇ〜)」

と、本当に深く感銘を受けたのです。



よく、

「百聞は一見にしかず」

と、言いますが、
これを深いところで
初めて体験した日でした。


この日に何を教わって、
この日を境に何が変わったのかなども
詳しくまた次のメルマガなどでも紹介できればと思いますが、

あなたにも、
ぜひ、知っておいて欲しいことがあります。


それは、

「子どもがそうと言ったら、そうなのだ」

ということです。


たとえば
よくある相談の1つに、

「子どもが嫌な体験をして、飲み込みのが怖くなってしまっています…。」

というものがあります。


大人からすると、

「そんなに怖がらなくても大丈夫なのに」

と思ったりすることが多く、
そう諭したりするわけですが、
子どもは「怖くて食べられない」と言う…。


でも、これも、

子どもがそうと言ったら、そうなのです。


ですから、
支援を考えていくときは、

まずは子どもの視点に立ち、
そして子どもの今の感覚に合わせて、

たとえば不安を聞いてあげたりとか、
提供する食事の形態などに関しても、
今食べられるものから少しずつ
ステップアップしていく必要があります。

SEKAI NO THIGAI

“自分が見えている世界と、
相手が見えている世界は違う。”


なんとなく分かったようで、
実は分かりきることは難しいのが、
上記の言葉なのではないかと思います。


私も、食べることに限らず、
失敗を含めてそういった経験を
たくさんしてきたような気がしますが、

「食」というのは、
特にそれを体感しやすいのではないかなと思います。



そしてその経験は、
食以外のことへも活かせるようになります。


実際、

「食べコミュで学んだことが、他のことにも活かせるようになって、子育てや仕事が楽になった」

という声はよくいただきます。


実際にいただいた声も紹介させていただきます。


〜〜〜以下より〜〜〜

「別に苦手なものはあっても良いわけです」

山口さんのこの言葉に、たくさん助けてもらった気がします。

1年前の私は、自分の苦手なことはそのままなのに、子供の苦手なこと(給食をたべること、人前でたべること)は、なんとか改善できるように動いてました。

でも山口さんから、
苦手なものはあってもいい
すべてを受け入れる
正しい考えを何回も伝える だったかな?

を聞いてから、考えてみたら私も苦手なこと(頭を使うこと、人に伝えること、人とずっと一緒にいること)がいっぱいあるな。と感じました。

それからは、息子にかける言葉も自然にかわってきました。

当初息子は、学校の給食がつらくて全然食べれない状態で、給食を見るのも嫌だと言っていました。

学校から帰ってくると、
「○○くんはおかわり2杯してた」
「○○くんは牛乳を3本飲んだんだよ」
と、食べられる子をうらやましそうにしていたり、食べられないことや唾が出ること(嚥下障害)でいじめられたりもしていたので、自分に自信がなくなり、自分を嫌いになっている状態でした。

「ママ、ぼくが死んだらママも死んじゃう?」と聞かれたこともありました。死を考えるほどつらかったんだと思います。

息子が学校のことで苦しんでいるときは
「人は苦手なことがあってもいいんだよ。けいたは給食を食べるのは苦手だけど、走るのは早いし、優しくてかっこいいし、とっても魅力的だよ」とか
「ママだっていっぱい苦手なことがあるよ」
と伝えました。

これを聞いた息子はニコッとして、
「ママの苦手なことって何?」
と聞いてきたのを覚えています。

でも、学校にいくたびに自信をなくして帰ってきていました。
なので、そのたびに伝えていました。

そうしていくうちに、息子も少しずつ元気になっていくし、伝えている私自身も心が温かくなって元気になっていきました。

知らぬまに息子は、まったくそういうことを言わなくなりました。
この頃は
「隣の席の○○ちゃんも給食が苦手っぽいよ。隣の子も苦手だと楽なんだよね〜」といったりします。

給食の時間が少し楽になったようです^^

私自身はカウンセリングを受けてから、自分の苦手なことがわかってきたのでとても生きやすくなりました。

どうやら私は、頭を使ったり、頭で考えながら動くのが苦手みたいです。
カウンセリングの時も山口さんから、吉田さんはメモにとることが大事になりそうですね。みたいなことを言われたときがあったんです。

自分のイライラの原因をさぐると、段取りを頭で考えながら動いてるときに話かけられるとイライラしたり、キーっとなることが多かったので、メモをとるようにしました。

今日の予定、自分の役割、自分のやりたいこと、家事のやる順番をメモに書いてから動くと、かなりスムーズにいくようになりました。
家事をしているときに話かけられても普通に接することができるようになりました。

人に伝えるタイミングも、なんで私は思いついた時にすぐに言いたくなっちゃうんだろう?
相手のタイミングに会わせられないんだろう?
って考えたときに、自分に余裕がないのと、頭にずっと覚えておかないといけないのが嫌だったんだと思います。

なので、息子や旦那に話すことで大事なことや、タイミングを見て話したほうがいいことはメモに書いておくことにしました。
これもやっぱりとてもスムーズにいくようになりました。
聞く側もちゃんと聞いてくれる感じなので、息子とのケンカもまったくなくなりました。
原因は私だったんだな〜と感じます><

今も練習中ではありますが、とても生きやすくなりました(^^)

「苦手なものはあっても良い」
この言葉を聞くたびに心が温かくなります。
いつもありがとうございます(_)

〜〜〜以上〜〜〜


ありがとうございます。


「食」という字を分解して、
「人」を「良」くするものだとしたら、

食育というのは、
人を良くする教育ということになります。


とはいえ、
別に何かの知識を教えるだけではなく、
楽しく、ワイワイ食べることこそが、
1番の大切なことだとも思います^^


特に家庭の食卓というのは、
その人にとっての人生における
1つの原風景になると思いますので。



日本にそういう食卓を
さらに増やすためにも、
多くの人の「心の温度」を
上げていければいいなと思います^^




ps.

新講座、
「食べコミュ!ステージアップ」では、

・個人相談
・食べられない子の対応1本丸わかりセミナー
・毎月の勉強会
・相互協力による目標達成、課題解決サポート
・定期的なテキスト講義のお届け…etc

などなどを実施していきます。


もう少しで
募集の準備がとどのいますので、
興味のある方はこちらへ



https://lin.ee/UIyhw4W


(こちらの専用LINEから募集します)



それでは、
最後までお読み頂き、
有難うございました。


山口健太