【図解】かぼちゃ食べないを解決する方法

こんばんは、山口健太です。



昨日は現役の保育士さんに、
偏食の対応について話す機会がありました。


その時に
例で取り上げたのが、

「”かぼちゃの煮物を食べない”という場合どうやって対応を考えるか?」

についてです。



これを図解で説明したところ、

「めちゃくちゃ分かりやすい!!」

と、おっしゃっていただけたので、
今日はそれについてをシェアしつつ、


・新しい講座について

・作っていきたい文化について


などの話もしていきたいと思います。

偏食対応の原則

私の講座を
受けていただいている方にとっては、
いわゆる”耳タコ”だと思うのですが、

偏食対応の原則の1つに、

「好きな感覚から広げていく」

というものがあります。


●図解するとこんな感じです
ですから先の、

・かぼちゃの煮物食べない

・鮭フレークしか食べない

などの例の場合も、
この原則から考えていきます。



この大切な

「好きな感覚から広げていく」

という原則を理解するために、
逆に、

”やってしまいがちな効果の無い対応”

を、先にお伝えさせていただきます。



それはズバリ言えば、

「苦手なかぼちゃの煮物を、なんとか口に入れようと頑張らせること」

です。




これ、効果がありません。



食べられるものが広がらない場合って、

(1)好きなものしか食卓に並ばなくなってしまうか

(2)苦手なものを苦手なまま頑張らせようとしているか

だいたいこのどちらかのパターンですが、
この場合はこちらの(2)ですね。



もちろん、

「食べなさい!と強く怒る」

などは、

私のメルマガの読者の方であれば、
効果がない(逆効果)っていうのは
もうすでにご存知だと思います。


ですがたとえば、

「美味しいよ!食べてみて!」

みたいな感じで、
勧めて食べさせようとするのも、
基本的には効果が無くて、


仮に口に入れたとしても、

「(やっぱり美味しくないやん!)」

となり、かぼちゃの煮物に対する
イメージがまた悪くなるだけなのです。



一方で、

「好きな感覚から広げていく」

ということを考えていった場合です。


たとえば、

「煮物は食べないわりに、野菜チップスのかぼちゃなら食べる」

という場合は結構あると思います。
(他の野菜でも共通して言えると思います)



こういった場合、
その子の好きな感覚は、

・カリッとしている(食感)
・ちょっとしょっぱい(味覚)
・薄かったりこんがりしている(視覚)

という予測が立てられますので、
まずはそこを楽しく美味しく食べてもらう。


そうして次に、
(あくまで1つのイメージですが)
その感覚に近い形態として、

・硬く焼いたかぼちゃ

を食べてもらう。


そして、焼き加減などを調整しつつ、
ホクホクしたかぼちゃを食べてもらう…。


そうやったステップがあって、
煮物も少しずつ、
食べられるようになるのです。
原則として消化した、

「好きな感覚から広げていく」

をもう少し理解していただくために
次回のメルマガでもよくある悩みの1つ、

「鮭フレークしか食べない」

を取り上げつつ、
対応の考え方をお伝えしていこうと思います^^

新しい講座でやりたいこと

そして最近、新講座、

「食べコミュ!ステージアップ」

について
開催することをお伝えしました!


その講座の中で、具体的に
やりたいことがいくつもあるのですが、
今日はそのうちの2つを紹介します。


【1.”食べられない子”の解体新書作り】

1番最近のオンライン講座でも、
毎月のようにセミナーをやっていました。


テキストコンテンツを毎週2~3本配信し、
基本的な食べられない子の対応をお伝えしつつ、


毎月のセミナーとしても、

1回:食べる機能の発達をどう成長させるのか
2回:感覚過敏と受けいられる感覚の広げ方
3回:子どもの身長アップと食べコミュ

などをやっていきました。



そのように、いろんな情報を
発信していく中で思ったのは、

「1つの講義としてまとめたい」

ということでした。



「食べられない子の解体新書」

…と書くと大げさかもしれませんが、
偏食とか少食とか精神的な問題とか
いろいろな食べられない問題について、

”この講義を見返せばOK”

というまとめのような講義を
作りたいな〜と、思っています。


ですから、新しい講座では、
そちらを作って配信します!




【2.個別相談】

そしてさらに、
「個別相談」をやりたいのです。


ここではあえて、
カウンセリング〜では無く、
「個別相談」というネーミングにしました。


というのも、

「食べられない子について、どう対応したら良いか?」

という相談が普段から多いわけですが、


それ以外でも、
(どうやって仕事したらいいか等)
いろんな相談を受けますし、

あとは講座に参加される方と、
1人1人話す時間を取りたいんですね。



もちろん、
その個人相談の内容は、

食べられない子
(我が子)の悩み相談でもいいし、
仕事上の相談でもいいですし、

「一緒にこういうことをやりましょう!」

みたいな提案があっても面白いな〜と思ってます^^



というのも、
これはあくまで私の仕事観ですが、

仕事というのは
「仲間を作るためにある」
と思っています。


仲間と協力しながら、
何かを一緒に取り組んだり、

仮に一緒にやらなかったとしても
理想を共有し、分かち合いながら
共に成長し、人生を応援しあえたらな〜と思っています。



ちなみに、私がみなさんと
できたらいいなと思うことの1つに、

”日本の食育に助け合いの文化”

を作ることがあります。



食の価値観というのは、
人それぞれ違うわけですが、
それによって戦うのではなくて、

違いを受け入れ合い、
時には楽しみ合いながら、
相互協力で問題を解決し、
食への前向きなイメージを作っていく。



そういうことを、
この業界の文化にしていきます。



そのためには、

「食べられない子への適切な対応や支援策」

を前提知識として、
多くの方に広めていければと思います。


そして知識を持っているだけでは、
暖かみのある助け合い文化はできませんから、
自分や、関わってくれる人の
本質的な成長も大切にしていきたいと思っています。

(私がよく参考にしている「成人発達理論」的に言えば、それぞれの価値観を受け入れ合いながら、自己変革を続けていけるような意識を成熟させていくような感じでしょうか。)



今回の
新しい講座でも、

・「お悩みに対するアドバイス」

に加えて、

・「成長するためのコーチング」

もできればいいなとも考えます。



今回は、
新講座でやりたいことの一部を
紹介させていただきました^^


今月の下旬に、
参加者を募集する予定ですので、
楽しみにしていただければ幸いです。



興味のある方は、
以下の専用LINEに登録しておいてください。



https://lin.ee/UIyhw4W


(こちらのLINEから募集します)



次回は

「鮭フレークだけしか食べない」

を取り上げたいと思います。


では、
またメールしますね。



それでは、
最後までお読み頂き、
有難うございました。


山口健太