【175名】給食を食べない子、どうしたらいい?

こんばんは、山口健太です。



先週あたりからお知らせし始めた

「食べない子に対してどうしたらいいの?」

をまとめた基礎講座、

通称「きそ講」ですが、
予約案内LINEに登録してくれた方が、
175名となりました^^


こちらのメールマガジンでは、
「きそ講」について本メールが最後のお知らせとなります。

(以降は、専用の予約案内LINEの方でお知らせしますね。)



以下、
「きそ講」について興味がない人でも、
ぜひ知っておいて欲しい内容になりますので、
よければ読んでみてください。




さて。

前回、
具体的なカリキュラムをお伝えしましたが、
今回の「きそ講」はそれだけではありません。


世の中どこを探しても、
なかなか要点がまとまった
わかりやすい情報に辿り着けない、

・「食べられないに繋がる不安障害」

についての支援の基礎も
お伝えしていこうと思っています。


なぜなら、
(手前味噌で恐縮ですが!)
私がこの分野の当事者支援の
第一人者だからです。


少し横文字交じりになりますが、
「食べられないに繋がる不安障害」は、

・Social Anxiety Disorder(Social Phobia) 社交不安症/社交不安障害(社交恐怖)

のなかに「会食恐怖」。


・Other Specified Anxiety Disorder 他の特定される不安症/他の特定される不安障害

のなかに「嘔吐恐怖」というものがあります。



会食恐怖というのは、
私自身も当事者経験があるもので、

簡単にいうと、

「人とごはんを食べることができない(身体症状が出てしまい、食べるどころではない)」

というような不安障害です。



嘔吐恐怖というのは、

「気持ち悪くなることや嘔吐に関連することが異常に怖く感じ、健全な社会生活の妨げになる」

という不安障害で、
例えばそれが食の場面では、

「お肉など、脂っこいものを食べられない」

「お腹がいっぱいになるのが怖く、たくさん食べられない」

「体調を崩すのがとにかく怖く、食に進んで手をつけない」


などとして現れます。



ですからたとえば、

「給食を食べない子がいて、どうしたらいいのか?」

という場合、
私であればこういった視点も踏まえて、
対応や支援の手段を考えていきます。



この視点がないと、
「精神的な理由で食べられない」の意味が、

「食べないのは気持ちの問題」
という浅い理解になり、

「頑張れば、食べられるものだ」

と勘違いしてしまうこともあると思います。



私は、

「食べられない子に”食べろ”と言うのは、足を骨折している子に”走れ”と言うのと同じだ」

と、発信しています。


それを聞いて、
とあるお母さんの声をここで紹介します。


〜〜〜以下より〜〜〜

4歳の少食息子の母です。

「食べられない子に、食べなさいと言うのは、骨折している子に走れ。と言っているのと同じ」という山口さんのメッセージをきっかけに、私自身が変わることができました。

食べなさい!と怒られて食べるご飯はどんな味だっただろう。と、反省しました。


幼稚園でも、とにかく一口でも食べましょう!と先生に言われていました。


山口さんのメッセージを知ってから、幼稚園の先生に食べなさいと言われても、食べたくなかったら食べなくてもいいよ。食べたくなったら食べればいいよ。と、伝えてきました。

幼稚園入園に伴い、環境の変化でどんどん食べられなくなり、無理して食べると嘔吐。体重も減り、もちろんとてもとても心配でした。


でも、
焦らなくていい、無理しなくていい。それだけ伝え続けていたら、だんだん食べられるようになり、今では完食するまでになりました。


子供が美味しそうに食事する姿を見るのは、涙が出るほど嬉しいことです。

沢山の気付きをくださって、本当にありがとうございました。

心から感謝しています。

これからも、お身体に気をつけて、素晴らしい活動を続けてください

山口さんに沢山の幸せが訪れますように

〜〜〜以上〜〜〜


ちなみに、

どうして、
今回の「きそ講」でこの内容を
扱おうと思ったかというと、


私自身もいろんな食育関係の
研修会に参加してきましたが、

子どもの食の支援の情報として、
これらについて語られている場面に
出会った事が殆どないからです。


それを考えたときに、

こういった情報がある事で、
先ほど紹介したお母さんの声のように、

今後の世の中できっと助けになる人
(保護者、教育者、支援者、お子さん)が、
増えるだろうと考えたからです。



きそ講は来月スタートですが、

今後「きそ講」については、
募集開始を含めまして、
専用のLINEでのみ情報を流します。


興味のある方は、
以下に友達登録しておいてください。



https://lin.ee/wICWcMd



募集開始日は、

・6月28日の夜〜

を予定しており、
上記のLINEよりお知らせします。



それでは、
またメールしますね!




ps1.


前回配信しましたが、
メインカリキュラムは以下になります。


<基礎講座のカリキュラム>

0.イントロダクション
(1)講師紹介
(2)本講座の目的

1.食べない子対応の基礎知識
(1)食べない子のトラブルの事例とその背景
(2)現状把握ワーク
(3)食べない子を正しく理解する
(4)食べない子の3つの理由と支援のステップ

2.アセスメントのポイントと落とし穴
(1)食に関わる現状を把握する8つの要素
(2)アセスメントよくある3つのミス
(3)要注意の相談とその対応

3.精神的な問題の支援
(1)精神的な問題からくる食べることへの悪影響とは
(2)苦痛を取り除くことの重要性と3つの着眼点
(3)食べることに関連する不安障害
(4)給食や登校(登園)を拒否する子への支援

4.機能的な問題の支援
(1)機能的な問題でよくある悩みの事例と解決の着眼点
(2)基本的な食べることの動作と機能の発達の順序を知る
(3)具体的な支援を考える際の7つのチェックポイント
(4)お家でもできる口腔機能のトレーニング
(5)調理形態の工夫やそれに関する参考書籍の紹介

5.感覚的な問題の支援
(1)感覚的な問題から食べることへの悪影響とは
(2)好きな感覚を広げるための4つの順序を理解する
(3)無意識でやってしまいがちな「食の広がらない習慣」
(4)そもそも触られることすら苦手な場合の解消法

6.日常への落とし込み
(1)5つの手順から日常で出来ることを整理する
(2)目標設定と支援の落とし込みのコツ
(3)ケーススタディ「牛乳が飲めない子の支援」

7.演習
※受講者さんからのQ&Aを元に作成


講座の配信形式は、
オンライン上でのオンデマンド配信です。

(スマホやパソコンさえあれば全国どこからでも参加でき、好きなタイミングで何度も学習出来る形です。)


これに加えて、
3ヶ月間のフォローアップや、
追加講義があります。



募集開始日は、
6月28日の夜を予定しています。

フォローアップ、追加講義、
受講費用など、諸々の詳細については、
募集当日の案内をご覧ください。



募集は、
以下の専用LINEでのみ行いますので、
興味のある方は必ずこちらにご登録ください。



https://lin.ee/wICWcMd




それでは、
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

山口健太