【70名超え!】食が広がらない習慣とは

こんばんは、山口健太です。



先日
約2年ぶりに、

「食べない子に対してどうしたらいいの?」

についての基礎的な
内容をまとめた新しい講座、

・通称:「きそ講」

開講の情報を発信しましたが、
みなさんからの声もたくさん届いています。

↓↓↓


・「小学3年生の息子の偏食で悩んでいます。息子は、ホントに食べれる物が極力少ないタイプの偏食になると思います。食べられる物は、7品ほどしかないので毎日困っています。」

・「食べることは楽しいと思えるような支援をしていきたいと思っていますが全く食べない子がいます。無理強いはしませんが そうすると全く食べません。そのままで良いのか悩みます。保育観の違いから完食させることだけにこだわる保育士もいます。」

・「(子どもが給食を食べられず)楽しく給食食べれるようになるキッカケが何かあれば‼︎と思い、きそ講に興味を持ちました。」

・「私は、子ども園の管理栄養士ですが、保護者の方にお話しをする時に、どうしても専門的な言葉になってしまいがちなので、もう一度、基礎から学び直して本当に食べない子どもに悩んでいる保護者の方に寄り添いたいと思っています。」

・「(娘の)会食恐怖症の勉強をしながら、不安とのつきあい方も勉強になってて、毎日娘とも話したりしてます。なのでこれからも娘が困った時の声掛けや、心の持ちようなどもっと勉強したいと思いました。」


などなど、
早速70名の方が興味を持ってくださり、
案内予約LINEに登録してくれています。



今回は入門編的な位置付けですので、
とにかく分かり易い解説を心がけていきますが、

目的としては、

(1)「食べない子」が「楽しく食べられる子」になるための支援に、必要な基礎知識を習得すること

(2)本講座で得た知識を元に、その子の状況に合わせながら適切な支援策を考えたり、実践したりできるようになること

(3)無意識でやってしまっていた「食が広がらない習慣」に気づけるようになること

というところがメインになります。


さらに、
お仕事で子どもの食と関わる方などは、
上記に加えて、


(4)食べない子の支援に悩む組織やチームメンバーに対して、今よりも自信を持ちながら積極的に関われるようになること

(5)食に関わる支援においてリーダーとして頼られる存在となり、周りと助け合いながら楽しく協働できるようになること


なども目的の講座になりますので、
ぜひ楽しみにお待ちください。


今日はここから、

”食が広がらない習慣”

について、
少し取り上げてみたいと思います。


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食が広がらない習慣
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食が広がるか、
広がならないかというのは、
習慣によるものがとても大きいのです。


たとえば、
受け入れられる感覚が狭く、
食べられるものが少ない時に、

×苦手なものに挑戦させる

ということを繰り返ししても、
むしろより嫌いになり、
食が広がらないことが多いです。



なぜなら、
こういった場合は、

○好きな感覚から育てる(広げる)

というのが大切だからです。



他にも、
飲み込むのが怖いという場合。

何も分からないと、

「戻さないようにね」とか、
「吐き出さないようにね」と、

声をかけてしまうのではないでしょうか?



ですが、実際のところ、
そのように飲み込むことを意識させればさせるほど、

むしろ、
飲み込みにくくなることが多いものです。



たとえば、錠剤の薬を飲む時に、
うまく飲み込もうと意識をしすぎて、
逆に飲み込めなくなる人も多いのではないでしょうか?


これも、

「飲み込むことを意識させるほど、むしろ飲み込めなくなる」

例の一つでもあります。


それよりは、

「飲み込むのが難しかったら、吐き出して大丈夫だからね」

という前提の元、
食事を進めた方が良いのです。



このように、
説明を受けたらなんとなく理解できることも、
無意識だとなかなか分からない方も多いと思います。

ですから、
ぜひ知って欲しいと思っています。



また、
保育園で働くことから、
頂いた質問の中には、

「特定の子が嫌いなものを食べないことを許すことで、他の子も、嫌いなものを食べなくなるのが心配」

というものもありました。


この気持ち、
よくわかる一方で、
包み隠さず言うと、
とても危険な心配の仕方かもしれません…。



特に、
お仕事で子どもの食に関わる方にとって
集団給食での「残食」というのは、

×子どもたちにダメ出しをするための材料ではなく、

○子どもたちの食に関わる現状を把握するための恰好の好材料

なのです。



そこに良いとか、悪いとかの、
ジャッジがそもそも不要であって、

「じゃあ、どうすれば食べられるか(食べない場合は健康が維持できるのか…)」

などを考えるための、前向きな材料です。


(食べられないものが多いと色々と不安だと思うので、その場合の子どもの食の現状と健康状態の把握に関しても、今回の「きそ講」でしっかり学んでいきましょう)



そもそも食育とは、

さまざまな経験を通じて
「食」に関する知識と
「食」を選択する力を習得し、
健全な食生活を実践することが
できるようにするための取組のこと。

と、食育基本法ではあります。



「食べない」は、
その子の性質や発達段階があってのものであり、

・「”食べない選択ができるようになること”も、大切な1つの力である」

という認識を持って、
子どもの食を支える大人が少ないことに、
食育の一端を担う者として力不足を感じます。



もちろん、
食べられるものが増えることは、
嬉しいし、喜ばしいし、
楽しいに繋がることでもあるでしょう。


しかし、

「食べられるものを広げたらいい」

というだけしか考えられず、

「食を選択する力を育てる」

という視点がない時点で、
かなり時代遅れであるということですね。



…と、
少し小難しい話になってしまいました!!




何にせよ、

日本の食育の未来を
より良いものにすることで、
社会に幸せが広がっていくように、


今回の「きそ講」では、
入門編として基礎的な内容をまとめて
分かりやすくお伝えできればと思っています。



具体的なカリキュラム(講義内容)については、
また次回のメールなどでもお届けしますね。


いつもお読みいただき、
ありがとうございます。




ps.

『きそ講』の開講については、
こちらに案内用の予約LINEを作りました。



https://lin.ee/wICWcMd


興味のある方は、
こちらで情報を流しますので、
上記のLINEに登録しておいてください。

(と言うのも、あとでお伝えしますが上記の予約用のLINEからの参加される場合、特典があります。)



それでは、
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

山口健太