【第2回】超重要!食欲のからくり

こんばんは、山口健太です。


改めて特別レッスンに、
参加していただきありがとうございました。


前回プレゼント&紹介した、
電子書籍や動画も好評です!


★電子書籍『食べない子に悩んだらはじめに読む本』はこちら

また、電子書籍や特別レッスンの感想をくれた方への特典の「TV放映で大反響!動画でわかる「偏食改善の3つのポイント」も好評です!


みなさんの声をいくつか紹介すると、

「①来月3歳になる娘に、食べないことでイライラしたり、プレッシャーを与えていたり、どうせ食べないからと食べられるものばかりを出したりと、間違ったことばかりしていたことに気付きました。②今は、少しずつではあるものの、食べれるもの、量が増えてはきましたが、食べるのがおそいことに悩みを感じています。③みんなで楽しく食事ができるようになりたいです。」

「初めまして。発達障害児の偏食について興味がある者です。声かけについて、NGワードばかり使っていたなと思いました。楽しい食卓になんと程遠いことか。顔色を伺いながら食べている子ども、そんな顔させたいはずはありません。今は偏食が強くありませんが、食事、食事時間を見直したいと思いました。」

など、色々と声が届いています!

こうやって少しずつ、広がっていくことが大変嬉しく思います。



さて。

前回、
  1. 食べることが楽しいという感情が、食を広げる1番の土台である
  2. 子どもにとっての楽しいかどうかは、周りの大人の関わり方が大きく影響する
  3. 食べない事には必ず理由があり、それに合った適切な対応・支援策も必ずある

という要点をお伝えしましたが、今回からとても重要な内容に入っていきます!


電子書籍の中でもお伝えしている内容ですが、重要なので改めてお伝えしていきますね!

(「食べない子・プレゼントクイズ」の答え合わせも後半にありますので、確認してみてください!)

あなたは、

「人間の三大欲求」

というものを聞いたことがありますか?


おそらく、

ほとんどの方はどこかで、
耳にしたことがあるはずです。


一般的に言われているのは、

・食欲
・性欲
・睡眠欲


というものですね。


だから、
あまり食べる意欲がない子に対して、

「人間の欲求なのに・・・」

と思う人もいるんじゃないかなぁと思います。



しかし!!!


実はこの
「人間の三大欲求」
ってウソなんですよね。


まぁウソっていうか、
欲求としては確かにありますが、
優先順位もバラバラだし、
他にも優先されるものがあります。

そこで、

いきなりですが、クイズです!!!

昨日のクイズで出題したものですが、改めてお伝えしていきます。

Q.以下の人間の本能の欲求を、優先順位の高い順に並べ替えてみよう!

①睡眠
②食欲
③排泄管理
④体温管理
⑤苦痛の回避
⑥感情的な満足(遊び)



少し、考える時間を取りますね。


ちなみにヒントは、
これまでの文章にあります。




では、正解ですが・・・


↓↓↓↓↓↓


睡眠>体温管理>排泄管理>苦痛の回避>食欲>感情的な満足(遊び)


と、なります!!



実際にこれは、
研修会の中で受講生の皆さんに
考えてもらうことが多いのですが、
まぁ完璧に正解できる人はほとんどいません。


あなたはこれをみて、
どのように感じますでしょうか・・・?




ここで、

着目したいのは、
「食欲」の順位はけっこう低いこと。



そして、

苦痛の回避の方が、
食欲よりも上に来ることです。




1番身近なのは、
虫歯が痛くて食べられないとか、
これを食べたら気持ち悪くなるかも
と感じてそれを食べないようにするなどかもしれません。


ですが、

”精神的に食べることに苦痛を感じている場合”

も、そうなのです。

100キロ歩いても食べられない…

実際私も、
これを痛感したことがあります。


前回少しお伝えした
「会食恐怖症」だった高校生の時のことです。


部活動の恒例行事で、

・県内を2日間で100キロ歩いて、ゴミを拾うことで地域貢献をする

という活動がありました。



他の部員のみんなは当然、

「100キロ歩くなんて大変だ。。」

ということで頭がいっぱい。


一方で私は、

「2日間、みんなと食事をすることが心配」

で、そっちの方が不安で仕方がないという感じでした。



ですから、
2日間歩いてたくさんカロリーを消費したはずなのに、

”食べなきゃというプレッシャーから全く食事が喉を通らない”

という状況でした。


最終的には、
フラフラになりながらも、
なんとか歩ききったのですが、

この時に
「空腹だからといって食欲が湧くわけではない」と、痛感したのです。




実際、
先ほどお伝えしたように
人間の本能的にも、

・痛みや苦痛の回避 > 食欲

ですから当然ですね。


ただ当時は、

「食べられない自分が悪いのだ」

と思っていましたし、
食べられない子というのは、
心のうちではこうやって自分を自分で責めていることも多いです。




実際、講座の参加者さんから、
以下のような声をいただき、
紹介したいと思ったので、紹介させていただきます。


〜〜〜以下より〜〜〜

1歳7ヶ月の息子の食事に活かしたいと、先生の『食べない子が変わる魔法の言葉』の本をきっかけに、講座を知りました。

離乳食期から「食への興味のなさ」と、「口に入る物への警戒心の強さ」にずっと悩み、誰に相談しても「いつか食べるよ」と言われ、いつかっていつなの?今辛いんだけどな…と、本当に途方にくれていました。

1歳になりたての頃は、完食にこだわってしまい、あまりにも食べない時は感情に任せて怒鳴ってしまったり、私自身、食事の時間が苦痛だったため顔もこわばっていたと思います。大きな声で息子もビクっとしており、悪循環でした。

果物が好きなため、ご飯を食べたらデザートという感じにしていて、当時は食べずにイライラしたら絶対に果物はあげないと、頑なにそれが正しいと思っていました。

先生の配信で、いつもデザートが食べられないのは自分が悪いからだと思ってしまうという言葉がとても胸に沁み涙が出てしまいました。

たくさんの種類のご飯が食べられなくても、「果物が食べたい」というその気持ちと、好きなものを食べる喜び、嬉しさを奪っていたのかと思い、とても反省しました。

それからは、果物を一緒に楽しく食べて、果物のおかげでフォークが使えるようになりました。

(中略)

とにかく食べなくてもイライラしないこと、ご飯の時にニコニコするように心がけていると、ニコニコし返してくれるようになり、食卓に笑顔が増えました。

これからも活動応援させてください!

本当に出会えて良かったなと思います。

ありがとうございます★

〜〜〜〜以上〜〜〜〜

今日の内容で覚えておいて欲しいのは、


健全な食欲というのは、

「空腹」×「リラックス」

という2つの柱から
成り立っているということです。



「リラックスなし」では、
苦痛を回避の優先順位の高さにより、

”食べないという結論”

が出てしまうことになるので、

・「空腹」×「リラックス」

をぜひ大切にしてくださいね!



では、また次回。


今日は電子書籍の復習という感じでしたが、次回からは新章として

「どうすればいい?○○シリーズ」

をお伝えしていきます。


具体的には、

・どうすればいい?小食
・どうすればいい?偏食
・どうしたらいい?食わず嫌い
・どうすればいい?食べるのが遅い
・どうすればいい?給食が苦手


などを配信していきますね!

お楽しみに!

食べない子・プレゼントクイズの答え合わせ

Q1.食欲は「空腹だから」湧き上がる
→×
ひと口解説:健全な食欲は「空腹」と「リラックス」

Q2.好き嫌いや偏食は「わがまま」
→×
ひと口解説:「食べない」には必ず理由がある

Q3.好き嫌いは年齢と共に少なくなる
→×
ひと口解説:突然嫌いになることもある

Q4.苦手は食卓に並べない方が良い
→×
ひと口解説:並べないと食わず嫌いが多くなる

Q5.並び替えクイズ
睡眠>体温管理>排泄管理
>痛みや苦痛の回避>食欲
>感情的な満足(遊び)


全問正解の方は、おめでとうございます!!!

(すごい!!月末にプレゼントに当選された方にメッセージを送ります!!参加ありがとう賞も随時お届けしていきますね!)




では、また次回お待ちください!!


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〜「楽しく食べる」が「社会の幸せ」を作る〜

発行者:
山口健太@食べられない子専門の食育カウンセラー


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●現在唯一の一般公開講座「きそ講」
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