【第4回】子どもの食わず嫌いは大人が作っている?

こんばんは、山口健太です。


前回は、

・小食と偏食、どうすればいい?

ということで、
とても大切な話をしましたね!



そして今回のテーマは、
「食わず嫌いを無くすには?」
です。

これは、
偏食の改善にも大きく関わってきますので、
ぜひ知って欲しい内容です!


今日から意識できる声かけなども
お伝えしていきますので、要チェックです!!


それでは、本題へいきましょう〜!

食わず嫌いは大人が作る?

さて、子どもの食わず嫌いで、
悩む大人はとても多いのですが、

実は、子どもの食わず嫌いというのは、
大人が作りあげている場合がほとんどです。



特に、

「なんとか嫌いなものでも口に入れて欲しい!」

という大人の思いが強ければ強いほど、子どもは食わず嫌いになってしまいやすいのです。



一体、どういうことか?

ここから分かりやすく解説していきますね!



まず、
食わず嫌いは、

・食べる前と食べた後のマイナスギャップ

が、大きければ大きいほどが酷くなっていきます。



たとえば、
よく知られている偏食改善の工夫として、

”苦手な野菜を大好きなハンバーグに混ぜ込んで食べさせる”

というものがあります。


もし、子どもがここで、

「これはいつもの大好きなハンバーグだ!!!(いえーい!)」

と思っていたのに、苦手な野菜が
混ぜ込んであることを知らずに食べ、
それに気づけば、

「うわあ・・・苦手な野菜、入っているじゃん・・・」

というように、
食べる前と食べた後の
マイナスギャップが大きくなります。



そうすると、
これまで食べていたはずのハンバーグも、
警戒して食べなくなってしまうこともあります。




よく、

・「決まったメーカーのものしか食べない」とか

・「前まで食べていたものを急に食べなくなった」とか


そういう相談があるのですが、
これもマイナスギャップを経験して、
食べるのが怖いと感じている可能性が高いです。




そしてこれは、
(繰り返しになりますが)

「なんとか嫌いなものを口に入れて欲しい!」

という思いが強ければ強いほど、
やってしまうのです。

苦手を予告するメリット

じゃあ、どうしたらいいのでしょうか?


オススメの方法として、

「子どもが苦手かもしれないもの・初めてのもの・予想と違うかもしれないものなどは、必ず予告して教えてあげましょう」

というものを私はよく言っています。


そうすると、
結構びっくりされる方が多いです。



これは、

「苦手を予告したら、口にしなくなるのでは?」

と、思うからです。


確かに、その時だけでみたら、
食べてもらえる確率は上がるわけではありません。


ですが、
これを積み重ねることによって、
食わず嫌いが少しずつ無くなっていきます。



これは、こう考えてみてください。

↓↓↓

たとえば、
セールスマンのAさんとBさんがいます。

Aさんは、
「この商品のここが良いんですよ!」
と、メリットばかりを猛プッシュ。

1度、それに乗せられ買ってみたら、
思ったよりも商品が良くありませんでした。



一方でBさんは、
「この商品はここが少し良くないんですよね」
と、デメリットもしっかりと教えてくれるタイプです。



こうなった時に、
どちらが、長く付き合いたいセールスマンでしょうか?

どちらからだと、
安心して商品を買うことができるでしょうか?


ほとんどの方は、
Bさんなのではないかと考えます。



つまり、食事の際も、
毎回苦手をしっかり予告することで、

「お母さん(お父さん、この先生)が、勧めてくれるものは、苦手をしっかり配慮してくれているから、安心して手をつけられる」

と、なっていきます。


そうすると、

初めてのもの、
苦手かもしれないものなどにも、

だんだん自分から手を伸ばすようになっていきます。



つまり、
食わず嫌いが少なくなっていきます。


ですから、

「苦手を予告する」

というのは大切なんですね〜!


今日、口に入れてもらうことではなく、長い目で見て信頼関係を作っていくこと。

(↑超重要)



これが、自分から楽しく食べる子に、
育てていくためにとっても大切です!



ぜひ、今日からやってみてください!

1ヶ月、3ヶ月後、
今までよりも自分から「食べる」と、
言ってくれることが増えるはずですよ^^



では、またメールします。

次回は
「食べるのが遅い子」
について扱っていければと思います!



山口健太

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〜「楽しく食べる」が「社会の幸せ」を作る〜

発行者:
山口健太@食べられない子専門の食育カウンセラー


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