【第3回】なぜ、給食を残す子がいない保育園ではジャズを流すのか?
こんにちは、山口健太です。今日も読んでいただき、ありがとうございます。
ここからは、給食を残す子がいない保育園で有名で、何度もメディアなどに取り上げられている「さくらしんまち保育園」さんのお話です。
さくらしんまち保育園さんは、給食での取り組みにめちゃくちゃ力を入れている保育園で、ふれこみ通り給食を残す子が殆どおらず、そもそも”残飯入れ”というものがありません。(笑)
私はそんな、さくらしんまち保育園さんの小嶋園長先生と仲良くさせていただき、よく情報交換をさせていただいています。
先日伺った時は、ちょうど園児たちのおやつタイム!
保育園に入ってすぐにあるランチルームでは、ジャズミュージックが流れていました。
…ところで、なぜジャズなのでしょうか?
ジャズミュージックの意図とは?
私は「食べない子が食べる」に変わるために、- 「食べない子が食べるようになる正しい方法を正しく知る」
- 「お母さん自身のメンタルアップを心がける」
という2つが大切だと、これまでお伝えしてきました。
そして、さくらしんまち保育園さんの、小嶋園長先生も同じように考えているようです。
先日も、お話ししていた時に、
私(山口):「正しい食べさせ方を伝えるだけではなくて、お母さんの心の余裕を生むようなサポートが大切だと思うんですよ。なので、そういった部分も楽になっていただけるようなアドバイスを心がけています。」
と、私が言ったところ…。
小嶋園長先生:「それは、間違いないですね!」
と、おっしゃっていました。
そして、先ほど紹介した、”おやつタイムのジャズミュージック”は、子どもの心をリラックスさせるのと同等かそれ以上に、
「いつも頑張ってくれている先生に、よりリラックスして子どもたちと接して欲しい!」
という想いから、取り入れたものだそうです。
と、いうのも小嶋園長先生は、以前は別の保育園で働いていた先生から、以下のような相談を受けたことがあるそうです。
その先生:「私は給食を無理やり食べさせたくないと思っています。ですが、以前の保育園では頑張って食べさせる方針で…。食べさせないと周りの先生の目も厳しく、それが辛くて、辞めてしまったんです。」
この先生の話を聞いて園長先生は、「子どもたちだけではなく、先生が仕事を楽しくできる環境づくりが大切なんだ」と、より深く思ったそうです。
私は「太陽のママサロン」というお母さん向けのコミュニティ・講座を運営しています。
もちろん、参加しているお母さんの食べない子の相談にも乗っていますが、こちらのコミュニティをやっている一番の理由は、
「お母さんが元気でいれば、子どもの様々な問題は解決していく」→「子どもの問題を解決するには、お母さんが元気でいる事が一番大切」
という確固たる信念からです。
実際に参加されている方からは、日々変化のメールが続々と届いています。
ちょうど今日も、参加者の方からこのようなメールが届きました。
(教わったように)罪悪感を手放すようにして、本当にスッキリとする事が多くなりました。心が元気になっている気がします。
すみませんよりもありがとうが確実に増えています。
今まで、自分に対する罪悪感というものがよく分からずピンと来なかったのですが、これだ!と分かるようになり、モヤモヤが出たらまず自分はどうしたいのかを一度立ち止まって考えるようになり、行動出来るようになりました。
(中略)
今までだったら他人から言わせたら「そんな事で?」という位些細な事で悩んであれこれ考え込んでいましたが、それが少しずつ無くなってきて、私ってこうだったんだ、これで良いんだと心から楽な気持ちで過ごせている今日この頃です。
保護者向けの相談会などで、
私:「お母さん自身の幸せって何ですか?」
と聞くと、
お母さん:『えーっと、子どもが元気で…』
って話し始める方がいます。
その後、
私:「子どもが関わらない部分だとどうですか?」
と追加で質問すると、
お母さん:『んー…』
と、何も出てこない方が結構居るんですね。
そうなってしまうと、子どもへの過度な期待が膨らんでしまい、子どもが受け取るプレッシャーが必然的に大きくなり、それが空回りしてしまうことも多くなってしまいます。
何度も何度もお伝えしている通り、問題を解決していくためには、
- 「食べない子が食べるようになる正しい方法を正しく知る」
- 「お母さん自身のメンタルアップを心がける」
という”2つ”が大切です、片方だけじゃダメなんです。
なので、お母さん自身が、少しでもご機嫌でいられるような、そんな時間をぜひぜひ意識的に作ってみてください。
「それがよく分からない」という人は、
「こうすれば自分がご機嫌でいられるかも!未来が良くなるかも!」というものに、お金や時間を使ってみる事をオススメします。
みなさん、最初はそこに”罪悪感”が出るのですが、お母さんの機嫌が悪いと嫌な子どもはいっぱいても、お母さんの機嫌が良くて嫌だと思う子どもって居ないんです。
つまり、それは浪費ではなく、自分や家族を元気にする投資になるのです!
ぜひ、意識してやってみてくださいね!
ps1.
さくらしんまち保育園さんの食事指導の工夫は「こちらのブログ記事」に以前まとめています!
気になる方は、読んでみると良いでしょう。
ps2.
最後までお読みいただきありがとうございました。
以下、簡単なプチワークです。
「自分をご機嫌にするために、未来を良くするために、まずはこれをやってみようと思います!(やってみました!)」などがありましたら、こちらにメッセージをして教えてくださいね!