【明日まで】偏食対応は何から始めるべき?(メルマガ転載)

こんばんは、山口健太です。


新しい本を出した影響で
新しい読者さんも増えてきたので、
今日は特に気合い入れて
メルマガを書いていきますね!



今日は偏食対応について、

「どこから始めるべき?」

というテーマで
書いてきたいと思います。



ちなみに昨日はこのような、
成果報告のメールが届きました!


〜〜〜以下より〜〜〜

3歳の息子はかなーりの偏食です。

甘いものがあまり好まない、大きさにこだわる、食べることよりあそぶこと。毎日、頭をかかえてました。

山口さんの本やInstagramライブ等で救われました。

毎日ほうれん草のゴマあえをだし続け(約1ヶ月)、まずは見るだけ、匂い、作るところを見せる、触る、私の口へ入れてもらう、並べる、そして、ようやく食べました!ふぅ~。ありがとうございました!引き続きお願いします。

〜〜〜〜以上〜〜〜〜


スモールステップを、
実践されたお母さんの成果です!

本当に素晴らしいです!!



ちなみに新刊、

『食べない子が変わる魔法の言葉』(辰巳出版)

では、
子どもの食べるから食べないまでを、

”10個のスモールステップ”

に分けて解説していますが、
スモールステップに分けて取り組むことって
とっても大切なんですよね!



ちなみに新刊の
リアル書店購入キャンペーンは、
明日までの購入・取り寄せ注文のものが
対象となっていますのでお忘れなく!



では、
本題へ行きましょう!


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偏食対応はどこから始める?
===================


子どもの偏食に悩むお母さん、
たくさんいらっしゃると思います。


食べないので、ついイライラ。


でも、
イライラしたからといって、
食べるわけでもなく…。


少し強引に食べさせても、
「本当にこれで良かったのか…」
と、悩んだり…。


そんなお母さんの声が、
毎日のように届きますので、
「すごく苦労されているんだなぁ」
と、こちらも身に染みます。




そして、

偏食の対応を含めた、
子どもの食事というのは毎日のこと。


だから私がオススメしているのは、
「できるところからやる」くらいの
肩肘張らずに取り組み始めることです。



「じゃあ、どこから始めたらいいのか?」


ということですが、
一番最初に手を付けてはいけないのは、

ズバリ、

「調理の工夫」

です!



気合いを入れてごはんを作っても、
”土台”が整っていなければ
食べてくれないことがほとんど!

それと同時に、
気合いを入れれば入れるほど、
”食べない時のがっかり度”
も大きくなっていってしまいます。



一方で、
取り組みはじめとしてオススメなのは、

1)好きなものの量(主に炭水化物)の量を少しずつ減らす

2)「食べないだろうな」と思っても食卓に並べて”見せる”

3)食事を「楽しい」で振り返る

というこの3つです!


====================
1)好きなものの量を減らす
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何も知識がない状態の時、

偏食対応で
”一番やってしまいがちなミス”
とも言えるかもしれないのが、

「今食べているものに加えて、苦手なものを食べてもらおう!」

とすることかもしれません。



ですが、
好きなものだけで十分お腹がいっぱいであれば、
苦手なものを食べる気力が湧かないのです。


前に、
私が給食などの問題でテレビに出た時、

コメンテーターとして隣に座っていた乙武洋匡さんが、
学校の先生をやっていた時の
以下のようなエピソードを紹介してくれました。

↓↓

乙武洋匡さん

「みかんが苦手な子が居たんですけど、
いつもお腹がいっぱいな状態で、みかんに挑戦させていた。

 だけど、お腹いっぱいな上で、
 苦手なものを食べられないと思ったから、
 最初にみかんを食べていいことにした。

 そしたらその子、食べたんですよ。」

↑↑

これは本当にその通りです!


「(さすが乙武さん!!)」

と思って、
私も隣でウンウンと頷いて聞いていました。笑



このように、好きなもの
(主に炭水化物)で十分に
お腹が満たされてしまえば、
苦手なものを食べる理由がないわけです。


そして労力的にも、
「作る」よりも「減らす」方が簡単!


なので最初は、
「少しずつ減らす」から始めるのをオススメします。


====================
2)食卓に並べて見せる
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そして
「食卓に並べて見せる」
のもとっても大切なこと!


”見せる”なので、最初から
「食べてくれなくてもいいや〜」
という前提でいれるのもポイントです。



最近よく思うのは、

小さい頃から
始まった偏食は小学生低学年がピークになり、
中学生になるにつれて、
少しずつ良くなっていく子が多いということ!



これは年齢が上がるにつれて
色んな料理や食材を見ることが増え、

”目で慣れてきたから”

ということも1つの理由に考えられます。



冒頭で声を紹介したように、
食べなくてもいいから食卓に
並べていくことは本当に大切です!

(1ヶ月で食べたのはとても早い方!)


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3)食事を「楽しい」で振り返る
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そして、
意識してみて欲しいのは、

「食卓を”楽しい”で振り返る」

ということです。


つまり、
いつもなら、

「今日はこれくらい食べられたな〜」

で振り返るところを、

「今日はこれくらい楽しめたな〜」

で振り返るということ!




先ほどツイッターでも紹介しましたが、
神奈川県立こども医療センターの
偏食外来パンフレットでも、

”「楽しい」が偏食改善にいかに大切か”

が、
なんども繰り返し書かれています!



勉強が楽しい人は
どんどん勉強して学力が上がりますが、
勉強が楽しくない人は
勉強をしないし学力も上がらない。


周りがどんなに
「学力を上げよう!」としても、
勉強が楽しいの土台がなければ、
うまくいかないのですよね。


これは食も一緒です。



そして、

毎日の家での食卓における「楽しい!」

というのは、
意識的に見つけようとしなければ
なかなか見つけられないことも多いです。



また、
お母さんお父さん自身が、

「この時間を楽しもう!」

と思っているかどうかも、
かなり大切だと思います。




ですからまずは、

1)好きなものの量(主に炭水化物)の量を少しずつ減らす

2)「食べないだろうな」と思っても食卓に並べて”見せる”

3)食事を「楽しい」で振り返る

という3つですね!



この3つが出来た上で、
「今食べられるものから少しずつ派生させる」
ということをしていくのが偏食対応の基本です!



それなのに、
世の中の大半はまだ、

「子どものわがままでしょ!」という間違った認識。

「家でちゃんと食育しないせい!」という間違った叱責。

「そのうち食べられるようになるでしょ」という決まり文句。

が、
蔓延してしまっています…!


こういった世の中を
変えていきたいと思っています。


ぜひ、
意識できそうなところから、
意識してみてくださいね。



ps

”明日まで”

となっている、新刊
『食べない子が変わる魔法の言葉』(辰巳出版)
リアル書店購入キャンペーンですが、


「お取り寄せ注文で、受け取りが11日を遅れそうですが、大丈夫ですか?」

という質問が届いています。


結論から言うと、
「大丈夫」です!


お取り寄せ注文時にもらう伝票が、
2月11日いっぱいまで出したら、
受け取りが遅れたとしても
特典対象となりますのでご安心くださいね!



こちらの本にはもちろん、
今日のような内容も書かれていますし、


さらに、

・好きなものを減らすといっても栄養が心配…

・お菓子とかをどうやってコントロールすればいい?

・見せるの次の段階はどうすればいい?

・「楽しい」のため何を意識したらいい?

・具体的な声かけはどうする?…などなど、

情報が詰まった一冊になっているので
手に入れてみてくださいね〜!




ps2

Twitterは今後、
お母さん向けの発信にも
力を入れることにしました!


「食べない子」への悩みが楽になる
有益な発信を心がけていきます!



こちらよりぜひ、フォローしてください♪



https://twitter.com/kaishoku123




それでは、
最後までお読みいただき
ありがとうございました。


山口健太