「うちの子どもが、お菓子ばかり食べてごはんを全然食べない・・・。」
そのように悩んでいる親御さんも、多いんじゃないかなと思います。
ですが、だからと言って「今すぐお菓子を取り上げる」などが、一番最適な解決方法かというとそういうわけではありません。
なので、この記事ではその悩みを解決する方法をお伝えします。
お菓子の食べすぎで、イライラしたりビクビクしやすい子になる?
市販のお菓子類は添加物などが多く身体に悪いというのは、周知の事実だと思いますが、特に気をつけたいのは白砂糖です。白砂糖というのはそもそも、C12H22O11と表す事ができる、酸性の化学合成品です。
それゆえ、白砂糖を摂りすぎることで、身体が酸化していき精神不安を起こしやすくなるのです。
白砂糖は特に依存性も高いし、増量性(段々と甘味に慣れてしまう)も高く、潜在性(徐々に身体を蝕んでいく)ので、注意は必要です。
解決策1.明確な「おやつタイム」を設ける
「子どもがお菓子ばかり食べてごはんを食べない!」という風に悩む親御さんの殆どは、明確な「おやつタイム」を1日の中に設けていない人が多いです。そして、それが大きな原因となり、子どもの「お菓子欲求」が増大し、お菓子ばかりを食べるようになってしまいます。
たとえば、殆どの保育園などでは、明確な「おやつタイム」が設けられていますよね?
だから、たとえば遊んでいる時間に「お菓子食べたい〜〜〜!」と騒ぎ出す子は居ないし、そのお菓子欲求が爆発する事はないのです。
一方、「今日からお菓子は禁止です!」とすると、その抑圧によってさらにお菓子欲求が暴発する可能性は高いし、「いつでもお菓子を食べていい!」という状態だと、お菓子欲求は止めどなく暴走していきます。
なのでたとえば、「今日のおやつは15時ね!」という風に、家庭でも明確におやつタイムを設けます。
そうする事で、うまくお菓子欲求をコントロールできるようになっていきます。
解決策2.親自身が不規則にお菓子を食べるのをやめる
そして、お菓子をよく食べる子の特徴として、親が不規則にお菓子を食べているというのが挙げられます。この間も、普段相談に乗っている親御さんから「うちの子が私のマネをして、おせんべいを食べていた」というものがありましたが・・・。
子どもはすぐに、親のマネをするわけです。
なので、親自身が不規則な時間にお菓子を食べていると、子どもも同じように不規則な時間に、次から次へとお菓子を食べるようになってしまいます。
理想は「おやつタイム」に、お子さんと一緒に楽しむことですね。
解決策3.お菓子をしつけに使わない
さらに言うと、「お菓子をしつけに使う親御さん」もいらっしゃいますが、それも止めたほうが良いです。具体的には、不機嫌な子どものご機嫌とりに、お菓子をついあげてしまう・・・などですね。
そうすると子どもは、「不機嫌になれば、お菓子を貰えるんだ!」と覚えます。
中には、お菓子の欲しさに、積極的に不機嫌になる子も出てくるかもしれません。
この習慣が既に出来てしまっている方は、最初は変えるのに苦労するかもしれませんが、こちらが「不機嫌になっても、お菓子はあげません」という意志を明確に示せば大丈夫です。
最後に
子どもがごはんをモリモリ食べるようになるには「安心感が大切」という話をいつもしています。一方、「お菓子などの既製品は、いつも同じ味で安心する」という子もいて、それゆえにいつもそういったものを食べたがる子も多いです。
逆を言えば、お母さんが作るごはんが、そのお菓子などを上回る安心感(愛情)を持ったものであれば、お菓子よりもごはんを進んで食べるようになります。
実際、いつもそういったごはんを食べている子どもに、(本来であれば多くの子どもが好き好んで食べる)マクドナルドのハンバーガーのようなものを食べさせると「まずい・・・食べたくない・・・」と言いますからね。
一方で、いつもイライラしたり、せかせかしているお母さんが作ったごはんを、子供を進んで食べようとは思いません。なぜなら、その不安が作ったごはんにうつるからです。
お菓子欲求を抑える事はもちろん、子どもにとって安心できる食卓を作る事も、忘れずにいてくださいね。